なりたい仕事のことを知る ナリカタ

  • ナリカタコラム

なりかたを知る

ホームヘルパーへの道のり

養成研修を修了すれば資格取得が可能
上級資格ほど就職の幅が広がる

ホームヘルパーの資格には1〜3級があり、厚生労働省が定めた養成研修課程を修了する必要があります。養成講座は各自治体のほか、福祉関係の養成施設や民間のスクールなどで実施しています。
3級課程は50時間の入門コースで、介護や福祉の基礎知識を学びます。ただし、3級取得者が訪問介護においてできるのは家事援助のみで、常勤雇用の場合は2級以上を条件にしているところが多いため、3級はあくまで2級ホームヘルパーへのステップアップのための過程と捉えたほうが良いでしょう。 2級課程は130時間の養成コースで、実際のサービス提供を前提にした実践的なスキルを習得。3級課程を修了している場合は26時間分が免除されます。

1級ホームヘルパーの養成研修を受講するためには、2級課程を修了し、原則として1年以上の実務経験が必要。ここでは現場で培ったノウハウをさらにレベルアップさせることを目的として、チームの運営方法やマネジメントについての知識を学びます。受講時間は230時間とかなり多く、実技でも2級の3倍ほどのスピードが求められます。また、1級課程を修了した人は、最新のスキルを身につけるために3年ごとに継続養成研修を受けなければなりません。 1級ホームヘルパーや、2級取得後に3年以上の実務経験がある人は、訪問介護事業所の「サービス提供責任者」として、後輩の育成指導やホームヘルプのコーディネート業務を行うこともできます。

ホームヘルパーまでの道のり