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資格・試験情報

国家資格合格を目指す日頃の勉強が試される試験
生命を守る「コメディカル」職種への第一関門!

日頃の勉強の成果が反映される幅広い分野からの出題

臨床工学技士国家試験は、厚生労働省から指定試験機関として指定された指定試験機関として指定された財団法人医療機器センターが行っています。
試験は年1回、例年3月上旬頃に実施され、マークシート方式の筆記試験が午前と午後それぞれ150分ずつ行われます。
例年60%前後の正当率が合否のボーダーラインとなり、合格率は全体で80%です。専門学校をはじめとする専門教育課程における日頃からの真剣に勉強していれば、試験対策もしっかり行われますので合格自体は難しいものではないはずです。

臨床工学技士 国家試験の概要

試験開催時期 年1回 例年3月上旬(合格発表3月下旬)
試験開催場所

北海道、東京都、大阪府、福岡県(平成24年実績)

受験資格
  • 1.大学に入学する資格のある者で、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した臨床工学技士養成所において3年以上臨床工学技士として必要な知識及び技能を修得したもの
  • 2.大学、高等専門学校又は厚生労働省令で定める学校、文教研修施設若しくは養成所において2年(高等専門学校にあっては5年)以上修業し、かつ、厚生労働大臣の指定する科目を修めた者で、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した臨床工学技士養成所において、1年以上臨床工学技士として必要な知識及び技能を修得したもの
  • 3.大学、高等専門学校又は厚生労働省令で定める学校、文教研修施設若しくは養成所において1年(高等専門学校にあっては4年)以上修業し、かつ、厚生労働大臣の指定する科目を修めた者で、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した臨床工学技士養成所において、2年以上臨床工学技士として必要な知識及び技能を修得したもの
  • 4.大学(短期大学を除く)で厚生労働大臣が指定する科目を修めて卒業した者
  • 5.外国の生命維持管理装置の操作及び保守点検に関する学校若しくは養成所を卒業し、又は外国で臨床工学技士の免許に相当する免許を受けた者で、厚生労働大臣が前各号に掲げる者と同等の知識及び技能を有すると認定したもの
試験方法/ 試験内容

筆記試験(マークシート方式)
医学概論(公衆衛生学、人の構造および機能、病理学概論及び関係法規を含む)、臨床医学総論(臨床生理学、臨床生化学、臨床免疫学及び臨床薬理学を含む)、医用電気電子工学(情報処理工学を含む)、医用機械工学、生体物性材料工学、生体機能代行装置学、医用治療機器学、生体計測装置学、医用機器安全管理学

受験料

30,800円

申し込み方法

受験願書および必要書類を財団法人医療機器センター試験事業部に提出する

試験に関する照会先

財団法人医療機器センター 試験事業部
〒113-0033
東京都文京区本郷3-42-6 NKDビル7階
Tel:03-3813-8531

臨床工学技士に関連するその他の資格

国家試験の他にも、関連資格、あれば役立つ資格として「第2種ME技術実力検定試験」「JESC認定コミュニケーションスキルアップ検定」などがあります。
人工透析、ペースメーカーなど、それぞれの専門領域に特化した認定上位資格もありますから、就業後も目標を定めて資格取得に挑戦しましょう。

第2種ME技術実力検定試験

ME機器(医療機器)・システムの安全管理を中心とした医用生体工学に関する知識を有し、医師からの適切な指示のもとでそれを実際に医療に応用しうる資質があるかを検定するものです。

[主催]社団法人日本生体医工学会

JESC認定コミュニケーションスキルアップ検定

サービスマインドとプレゼンテーションを重視した資格です。将来、患者さまと相対するときの効果的なコミュニケーション力を身につけます。

[主催]JESC/滋慶教育科学研究所